水引の色?赤白・黒白・金銀・金赤
めでたいことの場合、関東では当然、水引は赤白を使いますが、その他に金銀というのが使われます。関西も赤白がありますが、金と赤を使うところがあるそうです。しかし、これも時代によってだんだん関東と同じようなムードになってきているのかもしれません。
悲しいことは白黒です。色の世界でもうひとつつけ加えたいことがあります。南が赤、東が青、北が黒、西が白、中央が黄色ですが、天上がありまして、じつは金色なんです。天上を除いたのはただの五行説ですが、中央のてっぺんに天上を持ってきて立体五行説といいます。
分かりやすく説明するのに、竜神さまに当てはめてみると、分かりやすいです。
竜神で一番レベルが低いのは、赤竜、次が青竜、そして黒竜、白竜、黄竜、金竜です。白竜は白を銀に置き換える場合があります。
ちなみに、青竜の場合は東で、守りです。青龍刀というのは、攻撃より守りの刀なのです。東京に五不動というお不動さんがあります。東京では、五不動巡りというのがありますが、関西にもあるのでしょうか。
江戸城を中心にまわりますが、お不動さんの目の色で分けています。目赤、目青、目黒、---目黒区ってありますね、目白---田中角栄さんが住んでいて学習院のあるところ、目黄というのがありますが、これは学習院より山の下におりた新宿の近くです。
もうひとつの目黄は下町の方にあります。目黄が二つあるというのは、黄竜と、金竜の二つの意味です。浅草の浅草寺を金竜寺といいますね。職人についているのは赤竜だとか、いろんな言い方があり、白竜になると次元が高いと言いますが、さらに次元が高くなると、金竜になるといいます。

中村嘉男氏(算命学総本校 高尾学館学校長)講演より
於:2001年7月18日 ホテル日航プリンセス京都